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何故バンドマンは松屋が好きなのか

どうも、松屋オリジナルカレー原理主義者です。

先日もライブを観た帰りに松屋に寄り、オリジナルカレーは相変わらず美味しいなあと感動していたのですが、そもそもバンドマンの人※1、松屋派が多くないですか?私のタイムラインには松屋に行っているバンドマンで溢れている。というのは私の所感であって何のエビデンスもないのですが、気になったので検証(という名の暴論)をしてみる事にしました。

比較するのは「松屋」の他、牛丼チェーンの中でも代表的な「吉野家」「なか卯」「すき家」。因みに私の中では松屋はカレー屋、吉野家は牛丼屋、なか卯はうどん屋、すき家は牛丼チェーン界のくら寿司(=ファミレス)という事になっています!

 

①価格

一般的な牛丼の並に相当するメニューで比較します。

松屋  牛めし並盛り 320円(値上げ前は290円)

吉野家 牛丼 並盛 380円

なか卯  和風牛丼 並 380円

すき家 牛丼 並盛 350円

※2018年4月3日現在

松屋の値上げが話題になりましたが、値上げしてもなお安い。予想をしていた結果ですが、やはりこのお財布への優しさが決め手か。

 

②店舗数

全国及び東京都の店舗数を確認しようと公式サイトを調べようとしましたが既に都道府県別店舗数が纏められている表を見つけました。当たるべきは偉大なる先行研究!

https://mitok.info/?p=109461

※2018年4月3日閲覧時、数値は2017年秋時点の情報

すき家  全国1954店舗 / 東京都264店舗

吉野家  全国1132店舗 / 東京都193店舗

松屋  全国950店舗 / 東京都340店舗

なか卯  全国436店舗 / 東京都85店舗

牛丼といえば吉野家のイメージがあったので、すき家が全国店舗数でトップというのは意外でしたが、ファミリー向けのブランドイメージを鑑みると、全国津々浦々にあるのは納得です。そして特筆すべきは松屋の圧倒的な都市偏重の姿勢。全国店舗数ではすき家の半分程度ですが東京都の店舗数では上回っています。各都道府県の店舗数を確認しても首都圏、愛知県、京阪神への出店が目立ちます。

ここで思い至るのは、(私は大して音楽に詳しい訳ではないので)そもそもの命題となっているバンドマンが主に首都圏(か、せめて名阪)で活動しているという事です。つまり前提にバイアスが掛かっています。バンドマンが松屋を好きな率が高いのではなく、前提となるバンドマン達の松屋へのアクセシビリティが高い為、結果的に松屋派が多く見えるという現象が起きていると分かりました。

 

ここからは完全に蛇足です。

店舗数が0軒となっている都道府県数が松屋なか卯共に12となっています。全国店舗数が松屋の約半数かつ全国的な知名度が低いであろうなか卯と同数。地元にはない松屋が東京には沢山ある。地方から上京したバンドマンにとってある意味松屋は首都に来たった感※2を象徴する存在なのかもしれません。※3

 

あと完全に偏った考えなんですけど、結局のところ松屋派って言った方がロックっぽいですよね。吉野家派だとしても余程こだわりがない限りわざわざ標榜する事は少なそう※4だし、すき家派やなか卯派は健全な匂いがする。そこは安価でオイリーかつボリューミーな松屋であるからこそ標榜する価値はありそうです。

 

メニューの検証をする前に力尽きたのですが、とりあえず「何故バンドマンは松屋が好きなのか」という命題に対しては「必ずしも命題が正しいとは言えない」「でも松屋派ってなんかロックっぽいよね」という結論となりました。

 

次回、松屋オリジナルカレー原理主義者のカレー比較をお届けします。

 

※1 まず私のTwitterのタイムラインに流れてくる主なバンドマンの属性20代30代男性に受けそうな脂っぽいガツンとした味というだけではないか、という懸念は当初からありました

※2 眞鍋かをりさんが東京で絶対行きたかった吉野家から出て来たところでスカウトされたというエピソードを思い出しました。当時は圧倒的に牛丼=吉野家の構図が強かった気がします

※3 私が育った都道府県には4系列とも存在しています。が、そもそも地元にいる時は牛丼など食べず何の印象も無いのに、一番近くにあったすき家に今行こうとは思わないかも…。中途半端な地方都市出身のコンプレックス!

※4 普通に美味しいので