思念が奔逸中

情報発信の体裁で雑念のみ垂れ流します

キレの良い効き目という概念

御無沙汰しております。

暑くなったと思ったら急に涼しくなったり、気温の定まらない時期ですが皆様は体調を崩されていませんでしょうか。私はまんまと風邪に罹患しました。

そもそも最初に喉の痛みを感じた時に、エアコンの除湿モードが原因の感想だと勘違いしたせいか初動が遅れたのも敗因です。

風邪をひくと鼻水の症状が劇症化しやすいので、大抵総合感冒薬ではなく鼻炎薬をドラッグストアなどで購入してしのいでいます。しかし昨年はしぶとい風邪を2回も拗らせ、ずるずる悪化の一途を辿り結局病院に行く事になったので今回は早めに病院に行く事にしました。

 

細菌感染はしてなさそうということでカルボシステイン(≒ムコダイン 痰の切れや鼻水の排出を促す)とエピナスチン塩酸塩10g(アレルギー性鼻炎の薬)を処方されたのですが…全然鼻水が止まりません!

調べてみたところ、エピナスチン塩酸塩は市販薬アレジオンに含まれている成分と同じでした。寧ろアレジオンは20gのシリーズもあるようなので大分控えめな処方です。わざわざ時間を費やして病院行ったのに全然納得いかねぇ案件です。

実は数年前に別の病院でアレグラと同じ成分の薬を処方された事もあるのですがこちらも効果がありませんでした。この二つに共通しているのが「第二世代抗ヒスタミン剤」という分類に属しているという点です。第二世代は第一世代に比べ副作用が少なく、市販の花粉症向けの鼻炎薬に良く使われている、という事は聞いた事がありました。

 

もう少し調べてみた結果、第二世代は単に副作用が少なくなった、という単純な話ではなく症状への対処から予防に考え方がシフトしていることが分かりました。花粉が飛散し始める頃かその前から服用を始めるとピーク時に楽に過ごせる、という事のようです。つまり効き目が緩やかなので、風邪のように罹患の時期が予測できず急激に病状が悪化するタイプには不向きという事ですね。

「第二世代は効き目の強さと副作用の強さが比例する訳ではない」というのは第二世代同士の比較の際に成立する話であって第一世代と第二世代を比べるとやはり効き目と副作用は正比例するっぽいです。

 

エピナスチン塩酸塩が効かない為、同じ第二世代でも効き目の強い新薬、ビラノア錠を処方して頂きました。ビラノア錠は空腹時に服用というのが変わっている点ですが、1日一回で済みます。(空腹とは食事の二時間以上後、1時間以上前の事を指しますが、これが本当に空腹という事なのか不安)エピナスチン塩酸塩よりは効果がありましたが、効果の発現まで時間がかかり、次に飲む2〜3時間前にはしんどくなっていました。本来ならかなり効果がある薬のようなので、今回の風邪がかなり強力だったという事でしょうか。

 

という訳で安定のパブロン鼻炎薬を購入致しました。

www.taisho.co.jp

今回第一世代、第二世代等を調べるうちにこのサイトを行き着いたんですが、この「キレの良い効き目」というキャッチが気になっています。効き目についての形容でキレが良いってどういう事?即効性があり確実に効くという事なら「速く良く効く」じゃダメなの?

 

パブロン鼻炎薬についていえば、効果が現れるのが速く、必ずと行って良いほど効いている時間は強い口の渇きを感じます。そして効果が切れると口の渇きも治まります。非常に分かりやすい。効き目は後を引かずスパッと無くなります。有能な仕事ぶりながら定時になったら必ず帰る会社員のようです。これがキレがあるという事なのでしょうか。

 

この口の渇きをもたらし鼻水に効いている成分が「ベラドンナアルカロイド」という成分だと思われます。ベラドンナアルカロイドに関する情報がネット上にあまりなかったので(パブロンのサイトには第一世代の説明が書いてあるけれどそれってどの成分?)、ビラノア錠を処方して頂く際に医者に訊いてみたのですが、薬価がかなり安いために市販薬に入っている成分だと思うがよく分からないとの事でした。そういうものなのでしょうか?

 

ここまで書いたことはあくまで個人の感想なので皆様はちゃんと医者にご相談の上薬を服用して下さいね。あと細菌が入ったら取り敢えず抗生物質を貰うために病院に行った方がいいです。

でも私は取り敢えず、効き目キレッキレで頼もしいパブロン鼻炎薬を常備します。

 

【この記事は個人の感想を述べた随筆です。特定の薬の推奨したり効果を保証したりするものではありません】