思念が奔逸中

情報発信の体裁で雑念のみ垂れ流します

あまりにも予想外な事が起きた時に生じる破壊衝動のやり過ごし方

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たまには気の赴くまま文章を暴走させてみる。

 

黄色は特別好きな色ではないけれど、好きな種類の黄色がある。レモンイエローとライムグリーンの中間というか、有り体に言ってブラックリモーネのパッケージに使われてるあの黄色なんだけど伝わらないだろうし、色の名前でいうならば鶸色が近い気もするけれどやはりしっくりこない。おそらく最も近いのが大阪メトロの長堀鶴見緑地線のカラーであろうかと思う。とにかくその色の服を百貨店で購入した。

この事はその後の展開に何の因果関係もないのだけれど、なんとなく起点となった出来事のような気がしたのでここから始める。

 

百貨店で買ったから問題ないだろうとその服を着て出社した朝、後輩のミスが発覚した。ミスというほどおおごとではなかったかも知れないし、完全に自意識過剰かも知れないけれど、その日1日神妙な顔をしなければいけない場面でこの服は説得力があるのだろうかと気になって仕方がなかった。そしてこの件を皮切りとしたように、後輩のフォローや突発的な紛糾への対処など心が休まらない日々が続いた。勿論それは何らかのツケが回ってきた事態でもあり、そうでなくても私の仕事なわけだけれど。

 

そういった経緯で何となくケチがついてしまったような服だが、休日に着用し鶴見緑地線沿線で楽しい思い出に塗り替える事に成功した。(その間に数時間預けて直してもらうつもりの時計がメーカー預かりとなり装着していきたい用事に間に合わなさそうと判明したり、普通の飲み物だと思ったらシャーベット付きでラッキーだった日があったが無視する)

 

本題はその翌日である。件の後輩が自発的に今後の対策をまとめた資料を作成しメールで送ってきていた。ちょっと感動した。殊勝な心掛けだし、メール文面もHINOMARU騒動の時の野田洋次郎ばりに理路整然とし且つ適度にエモかった。早速添付の資料を開いてみると、絵文字やネットスラングを多用した2ちゃんねるのようなノリの文面になっていた。

 

衝撃を受け、一瞬何が起こったか分からなかった。

 

不思議と全く怒りは湧かず、呆れたわけでもなかった。ビジネス文書ではほぼ見かけない太字ポップ体の圧と、メールと資料の高低差に一瞬思考が停止した。我に返ったところで頭の中には疑問符しか湧かず、混乱の極みでしかなかった。他人様の表現を借用するのであれば、積極的に麻痺していきたいし、ぎゃん、などと言って失神でもしたかった。ゆとりがゆとりであるが故ではなく、さとり世代にカウンターを食らった形である。

この様に実際のところ大して害のない出来事であっても余りに意外性のある展開に出くわすと、人間は感情の処理が追いつかず謎の破壊衝動に襲われるものだ(主語が大きいな)。とりあえずその辺の机とか叩いたり、「イィイ゛ー」などと唸りたくなる。しかし現実社会に生きている私は、せめて正気を保つ為に自分の太腿あたりを叩くくらいしか出来ない。

 

この感情どうしてくれよう、添付を開いた途端、世代間だか価値観だかのギャップに殴りつけられたのだから、今度会ったら緩めの肩パンくらいしても罰は当たらないのではないかとすら思う。寧ろ第三者でいいから緩めの肩パンしたい(誰に対してでも肩パンする事に付随して生じる意味合いなどを考えたら面倒なので止しておくけれど)。

 

などという益体も無い事を考え出したので、ブラックリモーネでも飲んで落ち着こうとコンビニに行ったら「でからあげクンレッドスーパー」が新発売されていたので問答無用で購入した。

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パッケージにcautionと書いてある割には全くつらくなかったけれど一応激辛を標榜するだけの食べ応えがあって美味しかった。どうでも良いけれどこの国産地鶏のマーク上手いこと出来てるよね。

からいものに関する過去記事はこちら

 

malily7.hatenablog.com

 

malily7.hatenablog.com

 

食べ終えたら先程の破壊衝動は霧散していた。多少胃に負担をかける事で何かを破壊する事を回避できたのかも知れないが、そもそもからい食べ物は何かを抑えつける効果があるように思う。

 

落ち着いて考えてみれば、あのポップ過ぎる文体もセルフコントロールの一環なのかも知れない。仕事のチェック項目の確認なんてそれほど楽しい業務では無いだろうし、敢えて自分のモチベーションを保つ為にコミカルな要素や好きな物などを使って鼓舞することは大いにあり得る。それこそ私がからいものを食べて精神のバランスを整えたり、好きな服を着て行く様に。

それに彼女もこんな鶴見緑地線色の服を着て出社してきた女によもや怒られるとは思っていないに違いない。

 

とはいえ、私にはこの2ちゃんねる文体の資料を読んで内容を検討するという作業が残されている。これがなかなか難しい。文体とフォントのノリが完全に一致している反面、そのノリと書いてある内容及び作業に求められる心の持ち様が乖離しすぎて集中力が削がれるのだ。こういう時のライフハックはからいものでは無い様な気がする。誰かこのシチュエーションでやる気が出る方法があれば教えてほしい。